鮎釣り

今シーズンの郡上鮎の買取価格は高めだった(^^♪

投稿日:2023年11月10日 更新日:

こんにちは!
私は鮎の時期には、ほぼ毎週のように鮎釣りに郡上に向かいます。
しかし、ほぼ貧果なので釣った鮎は基本的には自宅で美味しくいただきますが、たまに沢山釣れた時や車中泊の釣行の場合は、郡上漁業協同組合の水産物共同出荷所に鮎を出荷していましたが、近年はその買取価格を調査するために積極的に出荷しています。

その出荷所も2019年より活魚の引き取りを開始し、絞めた鮎や弱った鮎と比較して高めに買取をしています。
そこで、その買取価格について出荷時の状態(活魚)、時期、サイズ別に2019年から今年(2023年)までの5年間を比較してまとめてみました。
なお、あくまでも私が出荷した鮎だけの結果となりますので、参考までにご覧ください。また、〇月第△週との標記については、次の図のようにその週の平均価格(単価)を表示しています。

サイズと重量

出荷所では、鮎のサイズを特大、大、中、小、ビリ及び格外の6サイズに分類しています。

特大サイズは100g以上の鮎、大サイズは80g~100g未満の鮎、中サイズは60g~80g未満の鮎、小サイズは40g~60g未満の鮎、ビリは20g~40g未満の鮎、格外は20g未満の鮎や腹掛りの鮎などです。

もちろん小さいサイズよりも大きいサイズの鮎の方が価値も高く買取価格が高い状況です。
一方、腹掛りで内臓が出たものや色変わりした鮎は格外となるか買取すらしてもらえません。

サイズ 重  量
特大 100g以上
80g~100g未満
60g~80g未満
40g~60g未満
ビリ 20g~40g未満
格外 20g未満
※単位等に誤差がある可能性がございます。

活魚の買取価格

活魚=生きている鮎をさします。また、生きていても弱った鮎は活魚として買取はしてもらえません。まさに活きのいい鮎という事です。

また、活魚の場合は1匹当たりの単価での買取価格となります。(絞めた鮎はグラム当たりの単価での買取価格となります。)

特大サイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

今年(2023年)は、特大サイズの鮎を7月第4週に出荷することができ、1匹あたり880円でしたが、コロナ禍の2021年と比較すると約2倍の買取価格となっています。また、その後は買取価格が下がってはきましたが、8月第4週には700円と高騰しました。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
7月第3週 680
7月第4週 450 880
7月第5週 500
8月第1週 600
8月第2週 600  550
8月第3週 500
8月第4週 600 700
8月第5週 500
9月第1週 550
9月第2週 460 500
9月第3週 340  400
9月第5週 400  350

大サイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

大サイズについては、今年はやっと6月第4週に出荷することができ、1匹あたり650円でした。その後も大きいサイズが良く釣れた2021年と2022年と比較して、大サイズの鮎があまり釣れたなかったようなので、7月第4週の買取額が680円と2021年の約2倍になりました。
その後も、高めの推移をたどり8月第4週には600円と2021年の3倍の買取額となっています。

また、今年の7月第4週の特大サイズと大サイズの比較では、特大サイズが1匹880円であったものが、大サイズになると1匹680円となり1匹当たり200円の差が生じています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第2週 800
6月第3週 700 520
6月第4週 650
6月第5週 450
7月第1週 700  500
7月第2週 540
7月第3週 520 500
7月第4週 360 680
7月第5週 360 450
8月第1週 500  320 380 500
8月第2週 500  350 380 467
8月第3週 400
8月第4週 480 200 600
8月第5週 380
9月第1週 450 
9月第2週 440 150 370 420
9月第3週 280  400
9月第4週 350 250 300
9月第5週 320  200 300

中サイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

今年の6月第2週では1匹460円と昨年よりは40円高でしたが、例年と比較して安めのスタートとなりました。おそらく、中サイズの供給過多が原因だと想定しています。

その後については、高めの安定した価格が維持されていましたが、特大サイズや大サイズ同様に8月第4週には450円と高騰しています。

また、7月第4週では特大サイズが1匹880円、大サイズが1匹680円、中サイズだと1匹460円になります。
買取価格の比較では、各サイズ毎に1匹当たり200円程度の差が生じています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第1週 600 500
6月第2週 700  700  580 420 460
6月第3週 500  480  480 400
6月第4週 500  460  420 400
6月第5週 350
7月第1週 400  380
7月第3週 460  353 333
7月第4週 280 460
7月第5週 240 355
8月第1週 400  360  250 400
8月第2週 400  400 270 280 367
8月第3週 360 300
8月第4週 335 450
8月第5週 280
9月第1週 350  280
9月第2週 300 120 260 340
9月第3週 220  300
9月第4週 250 200 240
9月第5週 260  160 250

小サイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

今年は6月の買取価格が低価格からのスタートとなりました。
おそらく中・小サイズについては、供給過多が原因と想定しています。
しかし、その後は8月後半まで1匹200円を切ることなく、例年と比較して高値で安定していました。

また、7月第4週では特大サイズが1匹880円、大サイズが1匹680円、中サイズが1匹460円、小サイズだと220円になります。
買取価格の比較では、各サイズ毎に1匹当たり200円程度の差が生じていますが、サイズが小さくなるほどその価格差が広がっています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第1週 340 340
6月第2週 360  420  320 300 270
6月第3週 300  387  240 280
6月第4週 280  260  220
6月第5週 240  220 220
7月第1週 240  250
7月第2週 200 240
7月第3週 280  200 210
7月第4週 150 220
7月第5週 120 210
8月第1週 220  240  150 170 250
8月第2週 200  235 140 160 217
8月第3週 230 200
8月第4週 190 100 250
8月第5週 200
9月第1週 220  180
9月第2週 200 80 180 180
9月第3週 140  150
9月第4週 120 120 120
9月第5週 140  110 120

ビリサイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

今年の6月第2週にほぼ例年と同じ価格の1匹190円でスタートした出荷でしたが、ビリ鮎については例年7月からは絞めた鮎の扱いとなり活魚での買取はしてもらえませんでしたが、今年は活魚のまま閉所になるまで買取を行ってもらえました。
そのため、例年より高めに買取価格となっています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第1週 200 200
6月第2週 160  200  190 180 190
6月第3週 120  190  170
6月第4週 120  140  100 120
6月第5週 120  130
7月第2週 120
7月第4週 100
7月第5週 110
8月第1週 150
8月第2週 125 125
8月第3週 100 
9月第2週 100
9月第3週 80
9月第4週 60
9月第5週 60

絞めた鮎の買取価格

出荷所では、絞めた鮎や弱った鮎は活魚として買取をしてもらえません。
弱った鮎は、電撃により昇天させて買取を行います。
また、鮎の買取は活魚の場合は1匹当たり、絞めた鮎の場合はグラム当たりで行います。

特大・大サイズ1g当たりの買取価格(単価:円)

今年も昨年に引き続いて、特大サイズは出荷していないので買取価格は不明です。
また、大サイズも7月第5週と9月第3週のみの出荷となり1g当たり2.5円と1.2円の買取価格となりました。よって、大サイズが80g以上なので80gの鮎で1匹200円と96円、99gの鮎で247円と118円となります。
同時期の活魚の大サイズが1匹当たり450円と400円なので、活魚と比較して非常に安い買取額となっています。

月・週 規格 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
9月第4週 特サイズ 1.4
9月第5週 特サイズ 3.4 
月・週 規格 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第1週 大サイズ 5.0
7月第3週 大サイズ 4.0
7月第5週 大サイズ 2.5
8月第1週 大サイズ 5.0 
8月第2週 大サイズ 5.0 
8月第4週 大サイズ 4.0
9月第3週 大サイズ 3.0  1.2
9月第4週 大サイズ 1.4
9月第5週 大サイズ 3.4 

中サイズ1g当たりの買取価格(単価:円)

今年の6月第2週の単価は3円となり、中サイズの最小の60gの鮎1匹で180円、中サイズの最大の79gの鮎1匹で237円でした。

今年の活魚の中サイズは同時期では1匹当たり460円なので、60gの鮎の場合は280円、79gの場合は223円と活魚と比較して安い設定となっています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第1週 4.0
6月第2週 3.0
6月第3週 7.0  6.0 
6月第5週 2.0
7月第1週 5.0  2.0
7月第3週 2.0 2.0
8月第1週 4.6  4.0 
8月第2週 4.4  1.0
9月第1週 4.6 
9月第2週 3.0 1.0
9月第3週 3.0  1.0
9月第4週 1.2
9月第5週 3.4 

小サイズ1g当たりの買取価格(単価:円)

今年の6月第4週の単価は2円となり、小サイズの最小の40gの鮎1匹で80円、小サイズの最大の59gの鮎1匹で118円となりました。

今年の活魚の小サイズは同時期では1匹当たり220円なので、40gの鮎の場合は140円、59gの場合は102円と活魚と比較して2倍程度の価格差となっています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第2週 6.0  2.0
6月第3週 5.0  5.5 
6月第4週 2.0
6月第5週 4.0  1.0
7月第1週 4.0  1.0
7月第2週 2.0
7月第3週 1.6 1.0
7月第4週 1.0 1.0
8月第1週 3.4  3.0  2.0
8月第2週 3.2  2.4
8月第3週 2.8
8月第4週 2.0
8月第5週 1.4
9月第1週 4.0  2.0
9月第2週 2.0 0.8
9月第3週 2.4  0.5
9月第4週 0.5
9月第5週 2.4 

ビリサイズ1g当たりの買取価格(単価:円)

ビリサイズについては、例年7月からは絞めた鮎の扱いとなり活魚での買取はしてもらえませんでしたが、今年は活魚のまま閉所になるまで買取を行ってもらえたため、絞めた鮎の買取は弱った鮎か鮮度がいい死んだ鮎のみをだったので、ビックリするほど安い買取価格となっています。

また、7月第5週の単価は0.3円となり、ビリサイズの最小の20gの鮎1匹で6円、ビリサイズの最大の39gの鮎1匹で11円であるのに対して、同時期の活魚のビリサイズが110円と10倍以上の価格差が付きました。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第1週 2.0
6月第3週 3.0  2.5 
6月第4週 3.0 
7月第1週 3.0 
7月第2週 1.2
7月第3週 2.6  0.9 3.5
7月第4週 1.0
7月第5週 0.3
8月第2週 2.0  1.0 2.0 0.1
8月第4週 1.5 0.6
8月第5週 2.0
9月第1週 4.0  1.2
9月第2週 1.4 1.5
9月第4週 1.4 0.8 0.1

格外1g当たりの買取価格(単価:円)

格外の鮎については、ビリ以下の大きさの鮎や腹掛りの鮎などが格外となります。
ですから、安いです(*_*)

今年は6月第4週の単価0.5円でしたが、その後0.3円、0.1円となりました。
しかし、0.1円はあまりにも安いですね(T_T)

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
6月第1週 1.0
6月第2週 1.0  1.0  1.0
6月第3週 0.7 
6月第4週 0.8 0.5
6月第5週 0.6  0.6
7月第2週 0.8
7月第3週 0.6 0.6
7月第4週 0.3
7月第5週

0.1

8月第1週 1.0  0.4
8月第2週 1.0 
8月第3週 1.0
8月第4週 1.0
9月第1週 1.0
9月第3週 0.1

まとめ

今年も、この記事をアップするために、釣った鮎を出荷所にせっせと卸しました(;^ω^)
活魚については、今年は6月初旬こそ例年と比較して安価でしたが、その後は買取価格が高めに安定していました。
また、例年盆明けから買取価格が下がる傾向でしたが、今年は8月第4週に価格が高騰し9月に入ってからも例年と比較して高めで安定した買取価格となりました。

一方、絞めた鮎については、例年と比較して随分安い買取価格となりました。
私の場合は、絞めた鮎や格外になる鮎については、なるべく売らずに自宅に持ち帰って食べることが多いので実害は少ないのですが、高く買い取ってもらうには活かして持ち込むことが大切になります。

活かして持ち込むことに関しては、釣った鮎を丁寧に扱うことはもちろん。
曳舟や友缶を大きな容量のものに替えれば、鮎を元気な状態にしておくことが可能です。
そして、車での移動時には交流式のエアーポンプで十分な空気を供給することも忘れずに、また、気温が高い時はPTEボトルで作った氷で水温を下げれば元気な状態を保てます。

近年は、車に浄化槽用のブロワを積んで多量の空気を友缶に供給している方もいるようで、地元の漁師みたいな鮎師の方達は、曳舟を2台連結して釣ってたり、移動時には友缶より随分大きなクーラーボックスに沢の冷たい水を入れて、鮎が弱らない工夫をしています。

また、近年の夏の暑さは異常なため、気温が高い時の場所移動は避けた方が賢明かもしれませんね。
シッカリとケアして、折角釣った鮎を高く買い取ってもらいましょう!
しかし、郡上鮎は釣り師の特権で自宅で美味しくいただくのが最高だと私は思っています(#^.^#)

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