こんにちは!
シーズンオフに道具の整理をしていると、予備の曳舟の投入口にヒビが入っていました。
その時の記事はコチラ☟からご覧いただけます。
そこで、かめや釣具で部品依頼を行うと、生産終了のため断られてしまいました(T_T)
部品がないなら、修理すればいい!
しかし、経年劣化のため投入口のプラスチック全体が弱っています。
そのため、接着剤などでの補修は難しいと考えて、武藤商事の「プラリペア」と「ガラスクロス」で修理を行います。
また、そのガラスクロスを切るためのハサミとプラリペアが接着しないポリ袋も用意します。
先ずは、投入口の裏側プラスチックの補強のため、ガラスクロスを投入口の形に切り抜きます。
大きめにカットしたポリ袋の上に、ガラスクロスを裏側にしてプラリペアの合成樹脂粉体を満遍なく振りかけます。
小分けした溶剤を点滴して粉体全体を濡らします。
なお、この作業は粉体と溶剤が混ざると5分程度で硬化するため、手早く作業する必要があります。
また、この液体はかなり臭いがきついので、十分な換気のもと作業を行ってください。
全体に溶剤が行き渡ったら、下に引いたポリ袋を持って、投入口に合わせて指で形を整えながら貼り付けます。
同じように、反対側も貼り付けます。
さらに、ガラスクロスの上に粉体を振りかけて、溶剤で溶かして補強しておきます。
これだけでも、随分プラスチックの強度があがりました。
しかし、表からみると見た目も悪いので、空いている穴やヒビをふさぎます。
穴はそのまま補修できますが、ヒビの部分は接着面がより増えるようにV字にルーターで削ります。
穴や前処理したヒビに、粉体に溶剤を添加したものを針に刺して埋めていきます。
すると、アラ不思議!綺麗に穴やヒビが塞がりました
しかも、裏面にガラスクロスを貼り付けているため、新品より強度が上がった感じです。
これで、「良し」としようと思いましたが、補修個所が多少凹凸していたので、軽く塗装してみます。
先ずは、凹凸部を紙やすりで滑らかにします。
次は、シリコンオフで塗装面の油分を除去しようと思いましたが、なかったのでパーツクリーナーで代用しました。
油分を除去したら、プラサフで塗装下地を作ります。
塗装色を黒にするため、プラサフもグレーが良かったんですが、あいにく白しかありませんが3回吹きしてみました。
しかし、薄すぎて仕上がりが悪い状態です。
多少薄めでしたが、構わずシリコンラッカーのブラックで塗装します。
やはり、プラサフが薄すぎたため、紙ヤスリの跡が残ってしまいました(;^ω^)
なお、裏面(右側)は強度重視のため紙ヤスリを掛けてはいません。
しかし、今後曳舟を塗り直す予定があるため、今回はここまでとして曳舟に取り付けて終了としましたが、これで、曳舟は問題なく使えるようになりました!
今回使用した、「プラリペア」は接着剤とは違い、造形も可能な補修材です。
しかも、5分間で固まり強度もでるため、とても使いやすい商品です。
また、価格もAmazonで1,145円(2024.11.16現在)とリーズナブルです。

出典:Amazon
一方、逆に時間を掛けると固まるのが早すぎて、作業が難しいと感じる方もいるとは思いますが、溶剤の添加前に十分な準備をしておけばスムーズに作業が行えると思います。
また、欠損した部品の型取りができる「型取りくん」も販売されていますので、プラスチックの補修ならこのシリーズは使えると思います!
気になる方は次のリンクからご覧ください!
リンク:Amazon「プラリペア」
なお、この記事の内容による如何なる損害についても補償いたしませんので、自己責任でお願いいたします。
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