鮎釣り

郡上鮎の今年(2024年)の買取単価は?!

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こんにちは!
私は鮎シーズンには、ほぼ毎週のように鮎釣りに郡上に向かいます。
郡上には、釣った鮎を出荷できる郡上漁業協同組合の水産物共同出荷所がありますが、その買い取り単価について、2019年より2024年(9月第2週)までの6年間の単価を比較しまとめてみました。

なお、あくまでも私が出荷した鮎だけの結果となりますので、参考までにご覧ください。また、〇月第△週との標記については、次の図のようにその週の平均価格(単価)を表示しています。

サイズと重量

出荷所では、鮎のサイズを特大、大、中、小、ビリ及び格外の6サイズに分類しています。

特大サイズは100g以上の鮎、大サイズは80g~100g未満の鮎、中サイズは60g~80g未満の鮎、小サイズは40g~60g未満の鮎、ビリは20g~40g未満の鮎、格外は20g未満の鮎や腹掛りの鮎などです。

もちろん小さいサイズよりも大きいサイズの鮎の方が価値も高く買取価格が高い状況です。
一方、腹掛りで内臓が出たものは格外、生きてても色変わりした鮎は買取すらしてもらえません。

サイズ 重  量
特大 100g以上
80g~100g未満
60g~80g未満
40g~60g未満
ビリ 20g~40g未満
格外 20g未満
※単位等に誤差がある可能性がございます。

活魚の買取価格

活魚=生きている鮎をさします。また、生きていても弱った鮎は活魚として買取はしてもらえません。まさに活きのいい鮎という事です。

また、活魚の場合は1匹当たりの単価での買取価格となり、絞めた鮎はグラム当たりの単価での買取価格となります。

特大サイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

今年(2024年)は、特大サイズの鮎を7月第5週に出荷することができ1匹あたり700円でした。その後も600円から550円に落ち着いています。今年の郡上は小さい鮎が多かったことから、すべての週で特大サイズの鮎の買取価格は例年と比較して高めの傾向となっています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
7月第3週 680
7月第4週 450 880
7月第5週 500 700
8月第1週 600
8月第2週 600  550
8月第3週 500 600
8月第4週 600 700
8月第5週 500 600
9月第1週 550 600
9月第2週 460 500 550
9月第3週 340  400
9月第5週 400  350
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

大サイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

大サイズについては、今年も昨年同様に6月第4週に出荷することができ、1匹あたり800円と高額でした。その後も7月第4週と8月第4週以外は例年と比較しても高めの傾向となっています。

また、今年の7月第5週の特大サイズと大サイズの比較では、特大サイズが1匹700円であったものが、大サイズになると1匹500円となり1匹当たり200円の差が生じています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第2週 800
6月第3週 700 520
6月第4週 650 800
6月第5週 450
7月第1週 700  500
7月第2週 540
7月第3週 520 500
7月第4週 360 680 600
7月第5週 360 450 500
8月第1週 500  320 380 500 550
8月第2週 500  350 380 467 500
8月第3週 400 500
8月第4週 480 200 600 520
8月第5週 380 500
9月第1週 450  520
9月第2週 440 150 370 420 450
9月第3週 280  400
9月第4週 350 250 300
9月第5週 320  200 300
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

中サイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

今年は6月第1週に中サイズを出荷することができて、1匹700円と高額でスタートし、翌週こそ下落したものの6月中は例年と比較して高めの推移となりました。
その後については、安めの価格で推移しています。おそらく供給過多が原因と想定しています。

また、7月第5週では特大サイズが1匹700円、大サイズが1匹500円、中サイズだと1匹340円になります。
買取価格の比較では、特大と大サイズで200円、大と中サイズで160円の差が生じています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第1週 600 500 700
6月第2週 700  700  580 420 460 400
6月第3週 500  480  480 400 500
6月第4週 500  460  420 400 475
6月第5週 350 600
7月第1週 400  380
7月第3週 460  353 333
7月第4週 280 460 340
7月第5週 240 355 340
8月第1週 400  360  250 400 350
8月第2週 400  400 270 280 367 310
8月第3週 360 300 320
8月第4週 335 450 400
8月第5週 280 350
9月第1週 350  280 360
9月第2週 300 120 260 340 280
9月第3週 220  300
9月第4週 250 200 240
9月第5週 260  160 250
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

小サイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

今年は6月第1週の買取価格は420円と高額でのスタートとなりました。
しかし、翌週から6月第3週に掛けて大幅な下落となりました。おそらく供給過多が原因と想定しています。
また、7月第4週以降についても、同様の原因により例年と比較して安値で推移しています。

なお、7月第5週では特大サイズが1匹700円、大サイズが1匹500円、中サイズが1匹340円、小サイズだと150円になります。
買取価格の比較では、特大と大サイズで200円、大と中サイズで160円、中と小サイズで190円の差が生じています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第1週 340 340 420
6月第2週 360  420  320 300 270 195
6月第3週 300  387  240 280 200
6月第4週 280  260  220 215
6月第5週 240  220 220 280
7月第1週 240  250
7月第2週 200 240 250
7月第3週 280  200 210
7月第4週 150 220 160
7月第5週 120 210 150
8月第1週 220  240  150 170 250 150
8月第2週 200  235 140 160 217 130
8月第3週 230 200 140
8月第4週 190 100 250 150
8月第5週 200 140
9月第1週 220  180 150
9月第2週 200 80 180 180 130
9月第3週 140  150
9月第4週 120 120 120
9月第5週 140  110 120
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

ビリサイズ1匹当たりの買取価格(単価:円)

今年は6月第1週の買取価格は260円と高額でのスタートとなりました。
しかし、翌週から6月第4週に掛けて大幅な下落となりました。おそらく小サイズ同様に供給過多が原因と想定しています。
ビリ鮎については例年7月からは絞めた鮎の扱いとなりましたが、昨年より活魚として買取を行っています。
そのため、昨年よりは低価格となっていますが例年よりは高価格となっています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第1週 200 200 260
6月第2週 160  200  190 180 190 130
6月第3週 120  190  170 117
6月第4週 120  140  100 120 120
6月第5週 120  130 150
7月第2週 120 120
7月第4週 100 80
7月第5週 110 80
8月第1週 150 80
8月第2週 125 125 65
8月第3週 100  60
8月第4週 100
8月第5週 80
9月第1週 80
9月第2週 100 80
9月第3週 80
9月第4週 60
9月第5週 60
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

絞めた鮎の買取価格

出荷所では、絞めた鮎や弱った鮎は活魚として買取をしてもらえません。
弱った鮎は、電撃により昇天させて買取を行います。
また、鮎の買取は活魚の場合は1匹当たり、絞めた鮎の場合はグラム当たりで行います。

特大・大サイズ1g当たりの買取価格(単価:円)

今年も、特大サイズは出荷していないので買取価格は不明です。
また、大サイズも8月第5週のみの出荷となり1g当たり2.5円の買取価格となりました。よって、大サイズが80g以上なので80gの鮎で1匹200円、99gの鮎で247円となります。
同時期の活魚の大サイズが1匹当たり500円なので、活魚と比較して半額以下の買取価格となっています。

月・週 規格 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
9月第4週 特サイズ 1.4
9月第5週 特サイズ 3.4 
月・週 規格 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第1週 大サイズ 5.0
7月第3週 大サイズ 4.0
7月第5週 大サイズ 2.5
8月第1週 大サイズ 5.0 
8月第2週 大サイズ 5.0 
8月第4週 大サイズ 4.0
8月第5週 大サイズ 2.5
9月第3週 大サイズ 3.0  1.2
9月第4週 大サイズ 1.4
9月第5週 大サイズ 3.4 
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

中サイズ1g当たりの買取価格(単価:円)

今年の6月第3週の単価は3.6円となり、中サイズの最小の60gの鮎1匹で216円、中サイズの最大の79gの鮎1匹で284円でした。

今年の活魚の中サイズは同時期では1匹当たり500円なので、60gの鮎の場合は284円、79gの場合は216円と活魚と比較して安い設定となっています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第1週 4.0
6月第2週 3.0
6月第3週 7.0  6.0  3.6
6月第5週 2.0
7月第1週 5.0  2.0
7月第3週 2.0 2.0
8月第1週 4.6  4.0  2.8
8月第2週 4.4  1.0
8月第3週 2.2
8月第4週 2.6
9月第1週 4.6 
9月第2週 3.0 1.0 2.0
9月第3週 3.0  1.0
9月第4週 1.2
9月第5週 3.4 
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

小サイズ1g当たりの買取価格(単価:円)

今年の6月第3週の単価は2円となり、小サイズの最小の40gの鮎1匹で80円、小サイズの最大の59gの鮎1匹で118円となりました。

今年の活魚の小サイズは同時期では1匹当たり200円なので、40gの鮎の場合は120円、59gの場合は82円と活魚と比較して安く、2倍程度の価格差となっています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第2週 6.0  2.0
6月第3週 5.0  5.5  2.0
6月第4週 2.0 2.0
6月第5週 4.0  1.0
7月第1週 4.0  1.0
7月第2週 2.0
7月第3週 1.6 1.0
7月第4週 1.0 1.0
8月第1週 3.4  3.0  2.0
8月第2週 3.2  2.4
8月第3週 2.8 1.4
8月第4週 2.0 1.5
8月第5週 1.4 1.4
9月第1週 4.0  2.0
9月第2週 2.0 0.8
9月第3週 2.4  0.5
9月第4週 0.5
9月第5週 2.4 
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

ビリサイズ1g当たりの買取価格(単価:円)

ビリサイズについては、昨年が安すぎたことから比較すると高めの買取価格となっています。

また、6月第2週の単価は1.5円となり、ビリサイズの最小の20gの鮎1匹で30円、ビリサイズの最大の39gの鮎1匹で58円であるのに対して、同時期の活魚のビリサイズが130円であるため最大で4倍の価格差が生じています。

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第1週 2.0
6月第2週 1.5
6月第3週 3.0  2.5  1.8
6月第4週 3.0 
7月第1週 3.0 
7月第2週 1.2
7月第3週 2.6  0.9 3.5
7月第4週 1.0
7月第5週 0.3
8月第1週 1.0
8月第2週 2.0  1.0 2.0 0.1
8月第3週 1.0
8月第4週 1.5 0.6 1.0
8月第5週 2.0
9月第1週 4.0  1.2
9月第2週 1.4 1.5
9月第4週 1.4 0.8 0.1
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

格外1g当たりの買取価格(単価:円)

格外の鮎については、ビリ以下の大きさの鮎や腹掛りの鮎などが格外となるため、かなり安い価格設定となります(*_*)

今年は6月第1週の単価は2円でしたが、その後1円、0.8円、0.6円となりました。
今年は、2020年を除いた例年と比較して買取価格は高めでしたが、0.6円だと100gの特大サイズの鮎でも60円となりるため、あまりにも安価ですね(T_T)

月・週 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
6月第1週 1.0 2.0
6月第2週 1.0  1.0  1.0 1.0
6月第3週 0.7  1.0
6月第4週 0.8 0.5 1.0
6月第5週 0.6  0.6 1.0
7月第2週 0.8
7月第3週 0.6 0.6
7月第4週 0.3 0.8
7月第5週

0.1

8月第1週 1.0  0.4
8月第2週 1.0 
8月第3週 1.0 0.6
8月第4週 1.0
9月第1週 1.0 0.6
9月第3週 0.1
注:赤字はその週で最も高い買取価格です

まとめ

今年も、この記事をアップするために、釣った鮎を出荷所にせっせと卸しました(;^ω^)
活魚については、今年はビリ・小サイズが多く釣れたため、よりサイズの大きいものが例年と比較して買取価格が高めに推移していました。また、解禁当初の価格も最も高い状況でした。

一方、絞めた鮎については、すべてのサイズで2019年の買取価格が最も高い傾向となっています。
また、活魚と比較すると随分安価となります。
私の場合は、絞めた鮎や格外になる鮎については、なるべく売らずに自宅に持ち帰って食べることが多いので実害は少ないのですが、高く買い取ってもらうには活かして持ち込むことが大切になります。

活かして持ち込むことに関しては、釣った鮎を丁寧に扱うことはもちろん。
曳舟や友缶を大きな容量のものに替えれば、鮎を元気な状態にしておくことが可能です。
そして、車での移動時には交流式のエアーポンプで十分な空気を供給することも忘れずに、また、気温が高い時はPTEボトルで作った氷で水温を下げれば元気な状態を保てます。

近年は、車に浄化槽用のブロワを積んで多量の空気を友缶に供給している方もいるようで、地元の漁師みたいな鮎師の方達は、曳舟を2台連結して釣ってたり、移動時には友缶より随分大きなクーラーボックスに冷たい水を入れて、鮎が弱らない工夫をしています。

また、近年の夏の暑さは異常なため、気温が高い時の場所移動は避けた方が賢明かもしれませんね。
シッカリとケアして、折角釣った鮎を高く買い取ってもらいましょう!
しかし、郡上鮎は釣り師の特権で自宅で美味しくいただくのが最高だと私は思っています(#^.^#)

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