こんにちは!
今年(2023年)3代目のLIMITED PRO VS(リミテッド プロ バーサトル)が新発売されました。
シマノ鮎ロッドの中心的役割を担うオールラウンダー。立て竿系のテクニカルな釣りからオモリを駆使した引き釣りまで、あらゆる操作に高精度に対応。3本の穂先(標準チューブラー・ソリッドタイプ・パワータイプチューブラー)を備えたPOWERSERELECT SYSTEMを採用し、シーズン初期から後期まで様々なシーンに活躍。(シマノカタログより抜粋)
そこで、初代、2台目と比較してみました!
さて、3代目はどんな竿となっているのでしょうか?
3代目(2023年発売)LIMITED PRO VS の仕様
2023年に発売された3代目 LIMITED PRO VS は、「80」を小澤剛さん、「85」を小沢聡さん、「90」を島啓悟さんがそれぞれ担当して開発されています。
「80」は「しっかりと曲がって粘りを出すこと。ジワッと曲がってオトリを引きやすく、掛かってからは胴が突っ張らない竿を目指しました」と剛さんの説明です。
また、「85」と「80」は LIMITED PRO VS としては、初めての設定となり、「85」は、「とにかく軽いということ。ここまで軽くしてパワーは大丈夫かなと思ったんだけども、十分以上のパワーがある。」と聡さんの説明です。
「90」は、「シャンとしていてブレの収束が早い。胴ブレが少ないから風に強く、高い集中率を維持したままオトリが操作しやすい。」と島啓悟さんの説明です。
次表は3代目 LIMITED PRO VS の仕様となります。
品番 | 装着穂先 | H表示 | 全長 (m) |
自重 (g) |
継数 (本) |
適合メタル水中糸(号) | 適合オモリ(号) | 本体価格(円) | 商品コード |
80 | 標準 | H2.6 | 8.0 | 185 | 7 | 0.04~0.25 | 0~4 | 370,000 | 324801* |
ソリッド | H2.6 | 8.0 | 0~2 | ||||||
パワー | H2.75 | 7.9 | 0~8 | ||||||
85 | 標準 | H2.75 | 8.5 | 202 | 7 | 0.05~0.25 | 0~4 | 385,000 | 327628* |
ソリッド | H2.75 | 8.5 | 0~2 | ||||||
パワー | H2.9 | 8.4 | 0~8 | ||||||
90 | 標準 | H2.75 | 9.0 | 232 | 8 | 0.05~0.25 | 0~4 | 395,000 | 327635* |
ソリッド |
H2.75 |
9.0 | 0~2 | ||||||
パワー |
H2.9 |
8.9 | 0~8 |
2023年限定で PERSONAL SPEC(パーソナル スペック) も発売されており、基本料金は80が376,00円、85が391,000円、90が401,000円となっています。
また、90-85のズームモデルもパーソナルスペック限定で、基本料金411,000円で用意されています。
3代目LIMITED PRO VS のご紹介YouTube動画はコチラ☟からご覧いただけます。
【23シマノ新製品鮎竿】リミテッドプロVS 小沢聡/島啓悟/小澤剛 シマノ鮎竿のドセンター 3本の穂先を装備して最高峰モデル登場
|
||
|
||
|
2代目(2019年発売)LIMITED PRO VS (NA) の仕様
2019年に発売された2代目 LIMITED PRO VS (NA) は、「90NA」を小沢聡さん、「LG90NA」を島啓悟さんがそれぞれ担当して開発されています。
「90NA」は「初代は穂先が標準チューブラー(H2.75相当)、ソフトタイプチューブラー(H2.6相当)、パワーチューブラー(H2.9相当)でした。今回のモデルはソフトタイプがRSソリッドに変わりました。つまり、H2.75を基準とした3本のなかでエキサイトトップⅡチューブラー&エキサイトトップパワータイプチューブラーとRSソリッドが選べるという仕様になったことが大きな変更点です。」と聡さんの説明です。
また、「LG90NA」は「勝手に釣れる条件を作ってくれる」。「たとえば、一般的にH2.25ともなれば「18cmくらいの釣ごろサイズにもちゃんと対応できるの?」と。でも、このロッドにそんな心配は無用。RSソリッド、標準エキサイトトップⅡチューブラー、パワータイプエキサイトトップチューブラーという3つの穂先に加えスパイラルXコア、ナノピッチといった最新技術で曲がってからの絶大な安心感と対応幅を持たせています。H2.25と最も柔らかいランク表示ですが、丈夫さ、芯の強さも秘めた仕上がりがこのH2.25最大の特徴といえます。」と島啓悟さんの説明です。
次表は2代目 LIMITED PRO VS NA の仕様となります。
品番 | 装着穂先 | H表示 | 全長 (m) |
自重 (g) |
継数 (本) |
適合メタル水中糸(号) | 適合オモリ(号) | 本体価格(円) | 商品コード |
LG90NA | RS | H2.25 | 9.00 | 212 | 8 | 0.03~0.2 | 0~1 | 385,000 | 388421* |
ノーマル | H2.25 | 9.00 | 0~2 | ||||||
パワー | H2.4 | 8.89 | 0~3 | ||||||
90NA | RS | H2.75 | 9.00 | 235 | 8 | 0.04~0.25 | 0~1.5 | 395,000 | 388438* |
ノーマル | H2.75 | 9.00 | 0~3 | ||||||
パワー | H2.9 | 8.91 | 0~4 |
2019年限定で PERSONAL SPEC(パーソナル スペック) も発売されており、基本料金はLG90NAが391,000円、90NAが401,000円となっています。
2代目LIMITED PRO VS NA のご紹介YouTube動画はコチラ☟からご覧いただけます。
鮎 2019 入れ掛かり DVD
TACKLE IMPRESSION Vol.90 - リミテッドプロ VS NA / プロセレクト TF NA / ZA
初代(2015年発売)LIMITED PRO VS (NF) の仕様
2015年に発売された初代 LIMITED PRO VS (NF) は、変幻自在の究極個性バーサタイルを極めた3種EXCITE TOPを搭載したモデルです。
目指すべきは究極への挑戦。ズーム、ノンズーム、エキサイトチューンで万能性を求めたスペシャルバーサトルはすべてのシマノ鮎ロッドの中軸を担う調子。それに対し、今回初のリミテッドプロへと昇華させるにあたっては飛躍的にスペシャルを凌駕する万能性を開発陣は徹底追求した。その万能性とはサイズ、場所、釣り方を限定することなく意のままに扱える汎用性を極めた中庸的な調子と性能。この竿に関してはあえて突出した部分を作らないことが最大の特徴であり、意図的に極度な軽さを追求せず高弾性カーボンを贅沢に使用した細身肉厚ボディはH2.75相当。細身ブランクスが風を切り、操作時は先調子、掛けてからは十分に曲げることで湧き上がる余裕のパワーが他のリミテッドプロ・シリーズと一線を画す。さらに注目すべきは新たに開発された3種類のEXCITE TOP。最も中庸的なノーマルを標準穂先(H2.75相当※1)とし、小型オトリや弱ったオトリの繊細操作、さらなるアタリ感度と衝撃を堪能したい場合はソフトタイプ(H2.6相当※1)。逆に野鮎の活性が高く、水量あるポイントの良型入れ掛かり攻略などトリプルフォースを手にしたくなる瀬釣り的な状況下ではパワータイプ(H2.9相当※1)がベストマッチ。常時オモリを使った攻略にも好適。
次表は初代 LIMITED PRO VS NFの仕様となります。
品番 | 装着穂先 | H表示 | 全長 (m) |
自重 (g) |
継数 (本) |
適合メタル水中糸(号) | 適合オモリ(号) | 本体価格(円) | 商品コード |
90NF | ソフト | H2.6 | 9.00 | 235 | 8 | 0.04~0.25 | 0~1 | 395,000 | 363268* |
ノーマル | H2.75 | 8.97 | 0~2 | ||||||
パワー | H2.9 | 8.91 | 0~3 |
2015年限定で PERSONAL SPEC(パーソナル スペック) も発売されていたようですが詳細は分かりませんm(__)m
まとめ
シマノの鮎竿の中でも中心的な役割を担うオールラウンダーな竿がVS(バーサトル)です。
初代は1種類の竿からスタートしていますが、3本の穂先を採用し初期から後期のシーズンまで1本の竿でカバーするところは、2代目、3代目と引き継がれています。
また、3代目は流行の短竿もラインナップされ河川やスタイルによって3種類の竿から選択することが可能となりました。
安心感の細身肉厚の設計はそのままに、持ち重りも軽減されているようです。
そもそもリミプロカーボンの230g台の自重で持ち重りを感じるのか?は疑問に思えますが、名手の方が泣き所と捉えていたようで、3代目は持ち重り感が軽減されたことにより、ブレを抑えてシャープさが進化を遂げました。
短所は・・・やはり価格かな?(;^ω^)
いつも訪問ありがとうございます(^_-)-☆
次のバナーをクリックしていただくと、私の応援になりますし沢山の鮎キチのブログに巡り合えます!